🐱静かな落ち着いた環境で診察ができます🩺
猫はとても繊細で、
知らない匂いや音に敏感です。
だから私たちは、
「猫にとってストレスの少ない診療環境」
を第一に考えています。
猫のために通いやすく、
居心地のいい病院を目指しています。
各種血液検査、画像診断(超音波検査)に加えて、
猫に合わせた治療プランを提案します。
尿路疾患は、膀胱や尿道に関わるさまざまな病気の総称で、猫に非常に多く見られます。 代表的なものには膀胱炎、尿道閉塞、尿路結石などがあり、どれも命に関わる重篤な状態に進行する可能性があります。 よく見られる症状としては、何度もトイレに行く、尿が出にくい、排尿時に痛がる、血尿などがあります。 オス猫は尿道が細いため特に詰まりやすく、尿が完全に出なくなると急激に悪化します。 数時間の遅れが命取りになることもあるため、早期の受診が非常に重要です。
慢性腎臓病は、腎臓の機能が徐々に低下していく病気で、特に高齢の猫によく見られます。 腎臓は体内の老廃物を尿として排出する重要な臓器で、機能が落ちると全身にさまざまな影響が出ます。 初期は症状がわかりにくく、気づいたときには病気が進行していることも珍しくありません。 水をよく飲むようになったり、尿量が増えたりするのが最初のサインです。 進行すると食欲不振や体重減少、吐き気、元気の低下などが現れます。 原因は加齢による腎機能の低下が主ですが、腎臓の病気や高血圧、尿路のトラブルなどが関係している場合もあります。 完治することは難しいため、早期発見と継続的なケアがとても大切です。 治療は食事療法や内服薬、皮下補液などで腎臓への負担を軽減し、進行を遅らせることを目指します。 定期的な血液検査や尿検査でのチェックが、病気の早期発見と管理に繋がります。
糖尿病は、インスリンというホルモンの作用が不足することで、血糖値が高くなる病気です。 猫でも発症することがあり、特に中高齢の猫や、肥満傾向のある猫に多く見られます。 糖尿病になると、体内のエネルギーがうまく使えなくなり、さまざまな不調が現れます。 よく水を飲む、尿の量が増える、食べているのに体重が減るなどの症状が典型的です。 さらに進行すると、元気や食欲の低下、嘔吐、脱水などが見られ、命に関わることもあります。 原因としては、肥満、ストレス、膵臓の異常、ホルモン疾患などが関与しているとされています。 治療にはご自宅でのインスリン注射が中心となり、食事療法や体重管理も重要です。 早期発見・適切な管理を行えば、安定した状態を保ちながら生活を続けることが可能です。 日常の中で「なんとなくいつもと違う」と感じたら、早めの受診をおすすめします。
甲状腺機能亢進症は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで、全身の代謝が異常に高まってしまう病気です。 特に10歳以上の高齢猫に多く見られます。 主な症状としては、食欲があるのに体重が減る、落ち着きがなくなる、よく鳴くなどの変化が見られます。 代謝が上がることで、心臓や腎臓に負担がかかるため、放置すると命に関わるリスクもあります。 また、筋肉の減少や下痢、嘔吐、脱水などを伴うこともあります。 原因の多くは良性の甲状腺腫瘍とされており、病気の進行とともに症状が悪化する傾向があります。 治療には内服薬によるホルモンの抑制、外科的な甲状腺摘出、または放射線治療などが選択されます。 早期に発見し、継続的に治療を行うことで、安定した生活を送ることが可能です。 「元気すぎる高齢猫」は要注意。小さな変化も見逃さず、定期検診で早期発見を目指しましょう。
猫の便秘は、数日間排便がない状態や、排便時に強くいきんで少量しか出ない状態を指します。 特に長毛種やグルーミングの多い猫では、飲み込んだ毛が腸にたまり「毛玉症(毛球症)」を引き起こし、便秘の原因になることがあります。 毛玉が大きくなると腸の動きを妨げたり、吐き気や食欲不振などの症状を招いたりします。 便秘は一時的なものと思われがちですが、繰り返す場合は早めの対処が必要です。 重度になると「巨大結腸症」という慢性的な腸の拡張を引き起こし、排便困難になることもあります。 原因は、水分不足、運動不足、食事内容、ストレス、そして毛玉の蓄積などさまざまです。 治療には、整腸剤や食物繊維を含むフード、毛玉対策のサプリメントなどが用いられます。 また、定期的なブラッシングや適度な運動も予防につながります。 「最近うんちの回数が減ったかも」「毛玉を吐くことが多い」など、小さなサインに気づいたら一度ご相談ください。
猫は7歳を過ぎると「シニア期」、およそ11歳からは「高齢期」に入ると言われています。 年齢とともに体の機能は少しずつ衰え、見た目ではわかりにくい病気が進行していることもあります。 腎臓病や甲状腺疾患、糖尿病、関節炎など、高齢猫に多い病気は早期発見がとても重要です。 そのためには、年に1〜2回の健康診断が大切です。血液検査や尿検査、レントゲン検査などを通じて、内臓の状態や異変を早めに見つけることができます。 また、高齢になると食欲や活動量の変化、毛づやの低下、トイレの失敗など、日常のささいな変化にも気を配ることが大切です。 シニア用の食事やサプリメント、段差を減らした生活環境づくりもケアの一部です。 「年だから仕方ない」と思わずに、今の状態を知ることからはじめてみましょう。 高齢猫とできるだけ長く、穏やかに暮らしていくためのお手伝いをいたします。
犬と猫は性質がまったく異なります。
静かで落ち着いた空間を好む猫にとって、
動物病院は苦手な環境です。
猫の気持ちを考えた、
猫だけの動物病院です。